でも、必然だったのかもしれない。
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専業主婦だった・・・
42歳だった・・・娘はまだ小学生だった。
本屋で福祉関係の資格の本を手にとって・・・
自分の目指したい方向は、「社会福祉士」を取得することだと思った。
姑の介護をした経験から、
介護する家族の気持ちが分かってくれる人がいてほしかった。
そういう人になろうと思った。
間近にいる家族だからこその悩みを受け止める人になりたかった。
その当時は、まだ介護保険制度もなく、
施設の「相談員」が、主に家族の相談相手だった。
私は、ホームヘルパー2級資格は持っていたが、
福祉の世界のことはまだよく分かっていなかった。
「相談員」になって、孤独な介護をしている人の気持ちを受け止めよう。
私は、そう思った。
だから・・・・
「社会福祉士」になるために、まずは専門学校の通信課程を受験した。
専門学校に籍を置きながら、私は福祉の現場で働き始めた。
昨日まで・・・専業主婦だったのだから、
右も左もわからなかった・・・
それでも、子供たちの顔を思い浮かべて、がんばった。
仕事を覚えるのは遅かったし、なにをどうしたらよいのか分からない、
そんな出発だった。
休日は、通信課程のレポート書きのために図書館に通い、
喫茶店でこつこつ勉強した。
スクーリングのまとまった休暇は取れないので、
職場はスクーリングのたびに変わったっけ。
違う分野の施設に替わっていたので、
今にして思えば、自分の経験の厚みになっている。
なにが幸いするかわからないものだ。
私が「社会福祉士」資格を取得したときは、
ハローワークに行っても、「社会福祉士」の求職は無かった・・・
結局、老人の相談業務をするには、
「ケアマネジャー」資格が必要だった。
ケアマネ受験資格取得できるまで、私はヘルパー資格で現場で働いた。
最終的には、「介護福祉士」資格でケアマネ受験をしたのだが。
で、これからは、心の病の人たちが増えてくる。
老人介護といっても、認知症もあるし、軽いうつの方はけっこういる。
家族のなかには、精神障害の方もいる。
このごろそんな方々が増えてきているように感じていたので、
「精神保健福祉士」資格も取得した。
しばらくはケアマネとして働いていたが、法人の人事の事情で
現在は・・・・「社会福祉士」の仕事をしている。
老人の困り事全般の相談に応じている。
そう、、、「相談員」「相談業務」に就いたのだ。
周囲を見回せば・・・
福祉大学出身の若い人たちがほとんど。
私は、少し引け目を感じている。
しかし、その引け目を味方にしているようにも思う。
若くはないけど、若い人が知らない回り道もしてきたから・・・
自分の専門としては・・・
「精神障害の方への応援」が主になってきているように思う。
というのは、「アルコール依存症」の方や「薬物依存」「人への依存」・・・
出会う方々には、何らかの精神分野の関わりが必要だから。
もちろん、お年寄りの相談を受けていると、精神疾患の方が家族にいたり、
そんなわけで、「卵が先か・・・・」ではないが、
総合的に相談業務の範疇に入ってくるわけだ。
・・・で、
ずいぶん遠回りをしてきたようにも思うが・・・
現在私は、当初の希望通り相談乗務を行っている。
他人は・・・「社会福祉士」が最初の取得資格だと聞くと、
ちょっと、意外な顔をされたりするが。
「順番が逆じゃない?」と言いたげなんだけど、
それが私の来た道なんだから・・・いいんじゃないかな。
と、つくづく思う、今日この頃。
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